調製手順

本剤を適正に使用していただくため、下記の調製手順をお守りください。

調製準備

投与前にご用意してください。

【調製時に必要な備品】

  • 日局「生理食塩液」
  • 投与用ルアーロック付きディスポーザブルシリンジ(プラスチック製)
  • 注射針

【投与時に必要な備品】

  • 椎間板穿刺用の注射針(通常、21~23G、長さ120~210mm)
  • 金属マーカー
  • 局所麻酔薬(リドカインなど)

調製手順

1. 冷蔵庫(2~8℃)から本剤を取り出し、個装箱に入れた状態(遮光)で室温に馴化するまで放置する。

2. バイアルのキャップを外し、注射針刺入部をアルコール綿などで消毒する。

  • ⇒バイアルに破損や亀裂等の不良が確認された場合は使用しない。
バイアルのキャップを外し、注射針刺入部をアルコール綿などで消毒する。

3. 日局「生理食塩液」1.2mLをルアーロック付きディスポーザブルシリンジにて取り、ゆっくりとバイアル内に注入する。

  • ⇒生理食塩液以外では溶かさないこと。
  • ⇒溶解に際してバイアルの陰圧が保たれていないことが判明した場合は使用しない。
日局「生理食塩液」1.2mLをルアーロック付きディスポーザブルシリンジにて取り、ゆっくりとバイアル内に注入する。

4. 本剤は速やかに溶解されるため、泡立ちや激しい攪拌を避ける。

  • ⇒溶解後の外観が無色澄明で、浮遊物などの異物を認めないことを確認する。濁りや異物が認められた場合には使用しない。
本剤は速やかに溶解されるため、泡立ちや激しい攪拌を避ける。

5. バイアルの溶解液1.2mLをルアーロック付きディスポーザブルシリンジで抜き取る。

  • ⇒ここで1mL秤量せず、溶解液1.2mL全量をシリンジへ抜き取る。投与時に、椎間板穿刺用針の内部へ薬液が残留することを考慮し1mL投与する。
バイアルの溶解液1.2mLをルアーロック付きディスポーザブルシリンジで抜き取る。

6. 調製後は速やかに使用し、残液は使用せず廃棄する。

8.適用上の注意

  1. (1)調製時
    6)ガラスに有効成分が吸着するおそれがあるため、ガラス製のシリンジは使用せず、ルアーロック付のディスポーザブルシリンジを使用すること。
  2. (4)投与後
    残液は、使用せず廃棄すること。